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「終の棲家」の看護師は・・・
投稿者/はらぺこあおむしさん
投稿日/2017年11月11日(土)05:43


今、私が勤務している施設で、介護職員向けに看取りの勉強会を計画していて、主任看護師が資料を準備していました。
先日、遅番の時に時間があったので、その資料を読んでみました。「本からコピーしただけ」と主任が言っていたその資料には「最期の時のむかえ方」に関する著者の考え方が述べられていました。

病院で点滴や経管栄養を受け続け、(体が欲していないのに)水分を入れ続けられたご遺体は、もともとの顔立ちが分からないくらい腫れ上がり(むくみ)、背部もタプタプした状態になっている。食事が取れなくなって自然に枯れるようにお亡くなりになったご遺体はきれいなものだ。という事が書かれていました。
私の経験上からも、確かにその通りです。
食べられなくなった人間が周囲の人々から「食べて」「食べれば元気になるから」と言われ、口の中に食べ物を入れられるのは拷問に等しい。とも言われています。
「その時」が近くなってくれば、食べても元気にはならない・・・食べさせると本人は精神的に苦痛。
「本人が食べたくない時に食べさせない」・・・周囲の人間が精神的に苦痛(心配が募る)。言い換えれば「食べれば安心(周囲の人間の満足)」

ご家族が「施設での看取り」を希望した時、「本人にとっての安楽」とはどういう事なのかを、ご家族が理解・納得し、ご自身の中で消化できるように説明できるか否か?・・・施設看護師の腕の見せどころ!
以前働いた施設で「施設での看取り」を希望した娘さんが居ました。
いざ、その時になって娘さんの心は揺れ動きます。『やっぱり、病院に行った方がいいのでは?』『もっと何かできる事があるんじゃないか?』『(病院で治療すれば)本当はもっと生きられるのに、自分が寿命を決めてしまっているんじゃないのか?』・・・その都度、看護師に気持ちを投げかけてきます。揺れるのは当然だと思います。
特に田舎の場合は、『親戚、縁者に何か言われるんじゃないか?』という気持ちも、ほぼ、もれなく付いてきます。
この『揺れ動くご家族の気持ち』に対して「施設での看取りを希望したんですよねぇ」と切り捨てずに、時間に追われている中でも、逐一、丁寧に根気強く対応できるか?・・・そこに鍵があるような気がします。  ー続くー
続きです
投稿者/はらぺこあおむしさん
投稿日/2017年11月11日(土)06:18


「終の棲家」は家庭と同じであるべき・・・著者は、そう述べています。
確かに「理想」だと思います。
家庭で、例えば「朝、起こしに行ったら息が止まっていた」みたいな「自然な死」が理想だと…
「その死」は穏やかなのだと… でも、その直後の現実はどうでしょうか?・・・決して穏やかには済まない現実があるのではないでしょうか?
家で亡くなった場合は大変です。検死を受けなければならないし、事件性がないかも疑われる。ご遺族は、心穏やかではいられないと思います。
自然に息を引き取る瞬間は、医師が聴診器を当てる必要がない?(と、文面から私が解釈したのですが…)みたいなことも書かれていました。 あくまでも、亡くなっていくご本人に焦点を当てた考え方だと思いますが…

私は先日、医師が不在の現場で「息を引き取る場面」に遭遇しましたが、「聴診器を当てる必要がない」という文面を見て、「じゃぁ、私がやったことは間違いだったの?」という思いに駆られました。
でも、あの時ずっと聴診器を当てていた私が、息子さんと「完全に停止した時間」を確認し合った事実は、間違いだとは思いたくない!

思い起こされる話があります
その昔、昭和初期頃でしょうか、広い県土を持つ岩手県では、病院にかかることができずに家で亡くなっていく人が多く、「せめて、せめて死ぬ時だけは病院にかからせてやりたい」と願う人々が涙ぐましい努力を続け、各地で病院を立ち上げた…それが県立病院の前身だという話です。
その県立病院は、「岩手県には県立病院が多い」と言われたりして、統廃合が進められている…そして現在、「終の棲家」である施設が増えたけど、国の政策では、老人に掛けられる比率は縮小されていく・・・切ないですねぇ。