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投稿者/品川博二さん
投稿日/2022年5月4日(水)22:21


3,深層演技の非日常性
端的に述べれば、日常性の疲弊は、非日常性で回復するのである。だから、休日に行くディズニーランドは、顧客には「非日常性の回復」である。しかし、連日出勤するスタッフには「日常性の疲弊」である。では、私たち他者援助の専門家は、いかにして「非日常性の回復」を得るのだろうか?
 演劇理論家のスタニスラフスキー(1863〜1938)は、現代の看護理論にも大きな影響を与えた(ELIN(Emotional Labor Inventory for Nurses:感情労働尺度の開発、片山他 2005))。その理論から「深層演技」を援用して述べてみたい。
 表層演技が、「他者に向けた演技」なのに対して、深層演技とは、自分が「自己に向けた演技」である。深層演技は、自分が自己に向けて「ホントでは無いが、けしてウソでは無いあり方」を演出することなのである。
これを臨床に視点を変えれば、ケア従事者の業務は、クライエント対する日常性の表層演技といえるだろう。しかし、それだけでは方法論として臨床家は疲弊の陥りから逃れれることが出来ない(ケア従事者のバーンアウト)。そこで、クライエントの非日常性(ケア従事者には「他人事」)を「あたかも、自分事」として深層演技を自身に演出してみるのである。この時、クライエントの非日常性にケア従事者の(深層演技の)非日常性が呼応する体験が起こり得る!
「そんなメンドクサイこと、やってらんないわ!」
 会員の皆さんのクレームが幻聴のように響いてくるが、この枠組みがケア・カウンセリング30年の現時点での到達点なのである。